障害児福祉手当とは|月16,560円、対象の目安と所得制限・申請の持ち物

障害児福祉手当は、重い障害があって毎日の生活に常に介護が要る、家で暮らす20歳未満の子ども本人に出る国の手当です。2026年4月からの月額は16,560円です。対象の目安、もらえない場合、所得制限の数字、申請に持っていくものを、横浜市・板橋区・船橋市・目黒区の公式ページをもとに2026年10月時点でまとめました。

この記事でわかること

障害児福祉手当は、子ども本人に出る月16,560円の手当

名前が似ている特別児童扶養手当とは、別の手当です。特別児童扶養手当は育てている父母などに出ますが、障害児福祉手当は子ども本人に出ます。船橋市の案内では、振込先は「児童本人名義の銀行口座」です(船橋市の案内、2026年7月17日更新)。

どちらか一方を選ぶ手当ではありません。条件を満たせば両方受けられるので、片方の申請のときに、もう片方も当てはまるか窓口で聞いてください。

障害児福祉手当
受け取る人子ども本人
月額16,560円(2026年4月から)
年齢20歳未満
支払い2月・5月・8月・11月に、前の3か月分
いつの分から申請した月の翌月分から
窓口住んでいる市区町村の障害福祉の担当

支払いは、船橋市では2月(11〜1月分)、5月(2〜4月分)、8月(5〜7月分)、11月(8〜10月分)の各月10日です。10日が土日祝日のときはその前日になります。

横浜市の案内には、認定されると「申請日の翌月分から手当が支給」とあります(横浜市の案内、2026年8月3日更新)。さかのぼっては出ないので、当てはまりそうなら早めに相談するほうが損がありません。

対象になるのはどんな子か|手帳の等級は「目安」

対象は「重度の障害があるため、日常生活において常時の介護を必要とする」20歳未満の子です。どのくらい重いかの目安は、自治体のページでは次のように書かれています(2026年10月時点)。

自治体障害の程度の目安
目黒区身体障害者手帳1級(一部2級を含む)、愛の手帳1度(一部2度を含む)程度。またはそれと同じくらいの病気・重い精神の障害
船橋市身体障害者手帳のおおむね1級と2級の一部、療育手帳のおおむね○A、○Aの1、○Aの2。またはそれと同じくらいの障害

どちらも「程度」「おおむね」という書き方です。手帳の等級で自動的に決まるわけではなく、指定の診断書をもとに審査されます。療育手帳の呼び方(愛の手帳、○Aなど)は自治体で違います。手帳の種類の違いは障害者手帳の3種類に、療育手帳の区分は療育手帳とはに書きました。

もらえない3つの場合

障害の程度が当てはまっても、次の場合は受け取れません(目黒区・船橋市・板橋区の案内より、2026年10月時点)。

  1. 施設に入所している 在宅であることが条件です
  2. 障害を理由にした公的年金を受けている 板橋区は恩給も挙げています
  3. 本人、または配偶者・扶養義務者の所得が限度額を超えている 数字は次の節です

板橋区の案内には、このほか、聴覚の障害で補聴器の使用効果がある人も対象外とあります(板橋区の案内)。短期入所(ショートステイ)を使っていることが「入所」に当たるかどうかは、案内には書かれていません。使っている場合は窓口で確かめてください。

所得制限は、子ども本人と、家族の両方を見る

所得制限は2つあります。ひとつは子ども本人の所得、もうひとつは配偶者と扶養義務者の所得です。子どもに所得がない家庭では、実際に関係するのは扶養義務者の表のほうです。誰が扶養義務者に当たるかは、家族の住み方で変わることがあるので、申請のときに窓口で確かめてください。

数字は板橋区の案内によります。所得額は、収入から給与所得控除などを引いたあとの額です。収入額は目安です。

扶養している人数扶養義務者の所得額収入額の目安
0人6,287,000円約8,319,000円
1人6,536,000円約8,586,000円
2人6,749,000円約8,799,000円
3人6,962,000円約9,012,000円
扶養している人数本人の所得額収入額の目安
0人3,758,000円約5,372,000円
1人4,138,000円約5,848,000円
2人4,518,000円約6,324,000円
3人4,898,000円約6,776,000円

本人の限度額は2026年8月1日から引き上げられました(目黒区の表では扶養0人で3,661,000円→3,758,000円)。扶養義務者の限度額は変わっていません。

板橋区の案内では、前の年の所得が限度額を超えると、その年の8月から翌年7月まで支給が止まります。毎年、所得で見直されるということです。手当を受けている間は、毎年の届け出の時期を窓口からの案内で確かめてください。

申請に持っていくもの

障害児福祉手当の申請の流れ。窓口で診断書の様式をもらい、主治医に作成を頼み、通帳などの持ち物をそろえて申請、診断書で審査され、申請した月の翌月分から年4回支給される。

窓口は、住んでいる市区町村の障害福祉の担当です(横浜市は各区の福祉保健センター)。自治体で少しずつ違いますが、各市区の案内に共通して出てくるのは次のものです(2026年10月時点)。

持っていくものメモ
この手当用の診断書決まった様式。先に窓口でもらう
子ども本人名義の通帳口座が分かるもの
身体障害者手帳・療育手帳持っている人だけ
マイナンバーと本人確認の書類代わりの人が申請するときは、その人の分も
所得の状況が分かる書類窓口で案内される
年金証書など年金を受けている人だけ

診断書は、窓口で様式をもらってから病院へ

目黒区では、診断書は障害の部位ごとに8種類の様式があり、診断書料は自分で払います。横浜市の案内では、診断書は原則として所定の様式で、3か月以内に作成されたものです。いきなり病院に頼むと様式が合わないことがあるので、先に窓口で「障害児福祉手当の診断書の用紙をください」と言って、どの様式かを確かめてから主治医にお願いします。

船橋市の案内では、診断書は「一部省略可」とされています。どんな場合に省略できるかは書かれていないので、手帳を持っているなら、診断書が要るかどうかも最初に聞いておきます。

障害児福祉手当と特別児童扶養手当は、両方もらえますか?

条件を満たせば両方受けられます。受け取る人が違い(障害児福祉手当は子ども本人、特別児童扶養手当は父母など)、所得制限の見方も別です。特別児童扶養手当の金額と等級は特別児童扶養手当とはにまとめました。

障害児福祉手当は手帳がないと申請できませんか?

目黒区・船橋市の案内では、手帳の等級は「程度」「おおむね」の目安で、手帳と同じくらいの病気や障害も対象に入っています。手帳を持っていない場合の申請の仕方は自治体のページに書かれていないので、窓口で「手帳はまだないが、診断書で申請できるか」と聞いてください。

障害児福祉手当の支給日はいつですか?

2月・5月・8月・11月の年4回です。船橋市では各月10日で、前の3か月分がまとめて振り込まれます。

20歳になったらどうなりますか?

障害児福祉手当は20歳未満までの手当です。20歳からの年金や手当は、子どもの将来のお金の話として親なきあとのお金と成年後見で整理しています。20歳を迎える前に、窓口でその後の手続きを聞いておくと慌てずにすみます。

出典(2026年10月時点で確認)

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